留学する意味と覚悟
- 2017.09.10
- タイでのつぶやき

私がカナダに語学留学した頃
もう恐ろしいくらい過去過ぎる..
15年という月日は時代や考え方も変わり
英語を学ぶという選択肢の中に[留学]が
高いハードルではなく存在している
私がカナダにいこうと思い立った頃
頭に思い浮かんだのは家族の心配度
日本から出たことがあまりなくて
出る必要はないと思っている家族が
心配して止めることは容易に目に浮かんだ
なので私はまずはコソコソ準備
その頃の私はメールなんて使っていなくて
会社でもパソコンは一人に一台ではなくて
部署に2台くらいだった
本屋にいって語学学校紹介が載ってる本を買い
熟読して自分で気に入った学校をきめた
その学校に下手な英語で入学希望の手紙を書き
返事は一ヶ月後に手紙で受け取った
ホームステイ先も決めてくれる学校を選んで
あとは自分で航空券を買って準備万端
そこで初めて 一ヶ月後の便でカナダにいくと
家族に言いきりで告げた
家族は心配しすぎていろいろいってくれたけど
そこは想定内で決意は変わらず
ホストファミリーの写真1枚と電話番号だけで
本当に空港で会えるのかなと実は不安もありつつ
家族には感じとられないように旅立った
本当に行ってよかったと思っている
旅立つまでの一ヶ月間
毎日朝から夕方までびっしり英会話学校に言った
理由は到着してからの学校でのクラス決め対策
その頃の英語力のままテストされてしまうと
間違いなく下の方のクラスになり
日本人の割合も必然的に増えると思ったから
1ヶ月語学学校で集中して英語に触れたまま
その勢いで行ったおかげで中程度のクラスに入れた
予想どおり日本人の割合は下のクラスほど多く
私が入れたクラスには10人中2人だけ
おかげで日本人同士でつるむこともなく
外国人の友人とだけ話す生活を続けれた
初めてhotmailを使ったり
初めて雪で動かないバスを現地の人と押したり
初めてホストファミリーに連れられて教会に行ったり
初めて日本のことを友人に必死で英語で説明したり
一人でなんとか過ごすんだという思いで
月に1回くらい国際電話をかけたくらいで過ごした
今のようにLINEとかで簡単に連絡をとったり
簡単に助けを求めたりできないからこそ
なんとか自分でやろうと思えたと心から思う
日本にいる親の心配だって
あの頃のわたしの親も今の時代の親も同じ
簡単に手を差し伸べてしまうのか
心配でも黙って本人の解決力を信じるのか
そこが大きな違いなんじゃないかと思う
15年ぶりに会えたあの頃のクラスメート
いろんな経験を一緒にしたクラスメート
自分の娘を連れて会える日がくるなんて
本当に嬉しい
ただの英語の勉強なら日本でできる
それ以外のいろんな出来事に対応できる
そんな精神力を養うために行くのが留学
覚悟がないなら行かせないほうがいいかも
親自身が覚悟が出来たときでないと
中途半端な流行りや心配しすぎで手や口をだすなら
まだその時は行かせるときじゃないと思う
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